交通事故のあと、多くの方はすぐに体の異変を感じると思いがちです。しかし、実際には「その場では大丈夫」と思っていても、数日から数週間経ってから不調が現れるケースがあります。その代表的なものが「むち打ち症状」です。
むち打ち症状が遅れて出る理由
事故直後は緊張や興奮によって体が痛みを感じにくくなることがあります。特に軽い接触やスピードが出ていない事故では「たいしたことはない」と判断しがちです。ところが時間が経つと筋肉や関節に負担が現れ、少しずつ症状が出てくるのです。
代表的な症状
・首や肩の重だるさ
・動かしたときの違和感やこわばり
・頭痛やめまい
・倦怠感や集中力の低下
これらは人によって出方が異なり、事故から数週間後になって急に気になる場合も少なくありません。
放置しない方がいい理由
時間が経てば自然に良くなるだろう、と考える方もいます。しかし、むち打ちの症状は放置すると慢性化し、日常生活に影響することもあります。例えばデスクワーク中に首や肩がつらくなったり、家事や運転で集中しづらくなったりと、生活の質を下げてしまうことがあるのです。
日常生活で気を付けたいこと
・無理に動かさない:違和感があるときに無理に首を回したり強い刺激を加えたりすると、かえって負担が大きくなります。
・姿勢を整える:長時間のスマホやパソコン作業は首や肩に負担をかけます。こまめに休憩をとりましょう。
・体を冷やさない:冷えは筋肉を固くし、違和感を強めることがあります。特にエアコンの風や冷たい飲み物の摂りすぎには注意が必要です。
・睡眠環境を整える:高すぎる枕や柔らかすぎる寝具は首や腰に負担となるため、自分に合った環境を選ぶことが大切です。
まとめ
交通事故によるむち打ち症状は、事故直後ではなく数週間後に出てくることも珍しくありません。「最初は何ともなかったから大丈夫」と油断せず、少しでも違和感を覚えたら日常生活の工夫で体をいたわることが大切です。
当院は、交通事故後の体の不調や、腰や肩などの慢性的な痛みに悩む方から多くご相談をいただいています。小さな違和感でも気になる方は、お気軽にご相談ください。
















